婿殿「渚のクロダイ、フカセ釣り」初挑戦

 婿殿・田中達也君、最近話題の「渚のクロダイ、ウキフカセ釣り」に挑戦してみたいということで4月26日(木)に静岡・沼津市の「千本浜海岸」へ釣行。自宅をAM3:00に出発し、沼津市内の釣具店でオキアミや配合餌を調達し釣場へ。到着すると平日で天候も悪く釣り人は2・3人(投げ釣り)。
 千本浜は「砂利浜」で、一見して「こんな所でクロダイが釣れるの」という感じであるが、自分は3月後半と4月上旬に竿を出し好釣果を得ている。千本浜公園の堤防に上がってみると、小さいウネリはあるものの凪に近い状況で、小雨ではあるが風は北東からの弱い風。
 今回は、前回よりも西に約1qほど移動し(車で移動・駐車場あり)河口(放水路)の近くで竿を出してみた。コマセは、オキアミ3Kg1枚・白チヌ1袋・ムギパワー白半袋を練りこみ、竿「NEW硬長黒鯛1号」にミチ糸1.75号・ハリス1.5号を2ヒロ、ウキはとりあえずフィールドプラスS・G3をセットし、ウキ止めデバイス下10pにガン玉3号をセットし、タナ2.5ヒロでスタート。多分、海底は細かな砂利で緩やかな「沖に向かってかけ下がり階段状になっていると思われ、基本的には「付け餌を這わせる」。ところが、付け餌が馴染まない内にフグのエジキの連続。更に目の前に「シラス漁」の船が4槽来て旋回しその後、網を入れ始め、暫くすると網の回収に掛かりはじめた。
 このような状況で、フグが一向に切れないため早々に見切りをつけ、当初の千本浜公園の駐車場に移動し、駐車場から堤防を越えた場所に釣座を変更。当初と同じ仕掛けでスタート。
 仕掛けを回収すると頭が千切られた付け餌が残ってくる。(ムムム・・・・・もしやクロダイが居るのでは?)暫くすると、フィールドプラスがモゾモゾと入り見えなくなったので、穂先でミチ糸を張るとグーンと快い当りを感じ、波に乗せてズリあげると38pの綺麗な魚体。
 その後今度は、達也君が「キタッー」。「隠れ根」は無く、「根ズレ」の心配は全く無い。余裕でヤリトリし同じように引きずり上げたら44pのナットクサイズ。達也君曰く「オキアミの頭だけ取られるので、頭だけ2匹付けたら食ってきた。」とのこと。(なかなか考えてるな。・・・・)その後、曇ってはいるが、逆光でウキが見えにくくなったため、近々ウキ工房から発売される「渚(試作品)」(棒ウキ・自立タイプ)に切替え、ミチ糸とハリス直結部分より50p下にBのガン玉を付け投入。
 このウキよく飛ぶし又、黒ボディでウキトップに1p程度オレンジに色付けしてあるため、逆光でも視認バツグンその上感度も良い。すると「スポッ」とウキが消しこみ、合わせると重量感ある引き。同じ様にズリ上げると43pの黒鯛。その後、達也君も40pを1尾上げ、自分も更に40pを2尾ゲットし、2人で6尾の釣果。昼近くになって、雨が強くなり南の風も強くなってきたので納竿としたが達也君、前回釣行の伊豆・千葉と「ボウズ」だったので満足の挑戦であった。

 「渚のウキフカセ」の注意点は、竿を下げてミチ糸を海面に付けていると、波打ち際の波にミチ糸が揉まれ、砂利の中に入り込み擦れてキズが付「タカ切れ」の原因になりかねないので、竿を上げてミチ糸を波より沖側で海面に入れた方が好ましいと思う(若干疲れるが・・・・経験から)。そろそろ、この近辺のクロダイの「ノッコミ」は終盤に来ていると思われ今度は、秋の「落ちのクロダイ」を狙ってみたいと思う。
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