オナガが主役!・・・
近年の梅雨グレ事情
  西伊豆・田子のフカセ釣り2025/7

 

「高齢者にオナガはキツイ!・・・でも面白い!」長野の熊谷さん。42cmゲット 白馬(スキー場)の王子様・・・齋藤さんも良型キープ(41cm)
茨城の岩崎さん。残念・・・40cmに届かず チームルールの40cmをぎりぎりクリァー(40cmジャスト)
30〜35cmの中型は飽きない程度に竿を曲げるのだが・・・ こいつ(アオブダイ)の超大型が4尾足元をウロウロ・・・

尾長グレが主役!…面白いぞ今年の田子磯  20257

 

梅雨入りしているはずなのに連日の晴天そして6月と言うのに猛暑日の連続…

さらに連日の熱中症そして各地で短時間豪雨やカミナリ警報!・・・

そんな中、約1か月振りの西伊豆・田子磯でこの日は良型の尾長グレがターゲットだ。

港で長野や茨城などの仲間と合流して沖に位置する雌島の「青根」に4名で渡る。ここは足場が良く足腰の弱った我々にはありがたい釣り場なのだがこの時期は夜釣りの釣り人が入るため、この日も夜釣り明けとあってコマセを撒く前からチョーチョ魚やスズメダイ、コマセを撒くと小サバそして大きなイシガキフグなど色鮮やかだ。

この日の仕掛けは「二天一流・武蔵」を使用した2段ウキ仕掛けだ。2段ウキ仕掛けは上スベリの潮など2枚潮対策でコマセとの同調を狙って20年ほど前に流行ったのだが、その頃使用した下ウキ、つまり水中ウキはアタリウキと同等かそれよりも小さいウキを使用していた。

理由は大きいとその水中ウキの抵抗で喰い込まないと思われていたからなのだがアタリウキの何倍もある大きなウキを使用しないと本来の目的の2枚潮対策にならない。その結果、PEラインや沈め探り釣り、また全層釣法など、色々な釣法が生まれ2枚潮、つまりコマセと同調させるための釣法に変わってきたのだが、数年前から尾長グレが多くなり、それまで多用していた全層狙いやウキを沈めて行き、コマセと刺しエサと同調させて喰わせる釣法ではハリを飲まれてチモトから切られることの連続だ。

かと言ってオナガ用の大き目の針やハリスなどを太仕掛けにすると極端にアタリは遠のく・・・そもそもオナガ用の針はアワせたときにハリ先が喉の中を滑って唇に掛かるようにハリ先をネムリ(うち側に曲げる)の針が多い。つまりオナガ用の針はアワせた瞬間にワンテンポ遅れて刺さるように設計されているのだ。

当初、コマセと同調を目的に昨年の秋磯から2段ウキのテストを繰り返していたのだが、下層の潮を多く捉えるために大きなウキ(下ウキ)をセットした仕掛けの方が、飲まれて切られないことが分かった。

メジナがエサを吸い込んだときに感じるウキの初期抵抗で喉の奥まで飲み込めないのだろう。この事が分かって以来、オナガ(らしき?)に飲まれてチモト切れは皆無・・・梅雨グレそして秋磯がさらに楽しみになった。

渡船・第7万集丸 090-4201-0017