
庄内の「鈴」で足元に見える42cmのクロダイを上げて初日のトップは渡部さん。

燃料切れ(アルコール)でまったくヤル気のない須藤さんに、これまたヤル気の無いクロダイがヒット!

「須藤さん笑って、そんな怖い顔すんなよ」「コレがオレの嬉しい顔だ」

朝イチ、クロダイのSPが寝ている間に1尾ゲットした安部康彦さん

まるで沖縄のような澄んだ海の笹川流れ「大山」でヒット!

「小さい(33ccm)けど本命だよ」この日、2尾目をゲット!
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初日に続き、2日目も44cmを上げて渡部さんが優勝!・・・ チームウキ工房の男子アイドル・羽生さん
財布はだいぶ重くなったようだ |
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ベタナギで潮動かず、さらに底まで丸見えの最悪条件での真剣勝負!・・・
フグ5万匹VS日本海クロダイバスターズ・・・
「どうですか、釣れてます?」
「今月はまだ一度も渡していないから分からない、潮が澄みすぎだな。サカナはいるけど食わないんじぁーないか」
「一応マダイ狙いなんだけど?」
「マダイはまだ見えねーぞ」・・・と言うのは、6月20日チームウキ工房福島支部の仲間と出かけた山形県の鈴の渡船の船長だ。
今年の日本海はどこに行ってもフグ、フグ、フグ・・・その数は半端じぁーない。人の影を見ただけで数1000匹のフグが磯の周りを埋め尽くす!・・・そして上層から海底まで、がっちりクロダイをガードしているため、1尾のクロダイをゲットするには練りエサを大量に買い込み、ハリも2〜3袋持参しないと1日もたない!・・・
「クロダイが寄ればフグは居なくなる」なんてよく言われるが、とんでもない、日本海のクロダイはフグを雇っているのか協定を結んでいるのか分からないが、フグと仲良く一緒に遊んで(?)いる。この日は数日続いた北東の風で潮が澄んで10mほどの海底まで丸見え、そして底の方にはクロダイが見えるのだが、ピンポン玉ほどの大きさの練りエサをハリに付けてようやくクロダイの鼻先にエサを持って行っても無視・・・結局、この日は朝イチで磯際を泳ぐクロダイの鼻先にエサを落として釣れた言う渡部さんの他、2名に釣果があっただけで初日は完敗!・・・恐るべし、日本海最強フグ軍団だ。
磯から上がり、宿を予約している新潟県北にある「交流の館・八幡」に向かう途中、翌日のエサを買いに釣具店に立ち寄るが練りエサはどこにも無い!・・・ほとんどの仲間は翌日の分の練りエサまで使い果たしてしまい、最低でも30〜40パックの練りエサが必要なのだが、翌日に予定している笹川流れの「潮鳴亭」の冷凍庫にも在庫は2〜3パックとのことでだ。宿にチェックインして、練りエサ探し・・・近くの釣具店、とは言っても車で40〜50分かかるがエサが無くては勝負にならない。1時間ほどかけて山形県鶴岡市の釣具店まで戻り、数軒を回ってようやく翌日のエサが確保できた始末!・・・そして、その夜は「岡田 進は日本海のフグの天敵と雑誌に書いてあったぞ、フグはなんとかならないのか?」とまるで私が悪いとばかりにフク゛対策の質問、いや攻撃を仲間から受け、結局眠りに就いたのは11時を回っていた。
翌朝は4時起床、5時渡船のはずが全員が寝坊して目覚めたのは5時!・・・だれか起きるだろうとダレもアラームをかけていなかったのだ。そのため笹川の「桑川港」に着いたのは6時過ぎ・・・小雨が残る中、1便で大島や平島など港の北の磯場に仲間が渡ったあと、2便で我々4名は南に舳先をむけ、「イガイ島」には前夜、さんざん私に「フグはどうしたらいいんだ」と攻撃して寝かせなかった渡部、今野さんの2名が渡り、その南にある「大山」に佐藤さんと渡り、「雨、無風、ベタナギ、ベタ澄み、潮動かず」の最悪の条件の中、1日の釣り、いや修行を開始する。
予想通りコマセを撒く前からフグの群れ!・・・潮は澄み、表層には10cmほどの今年生まれたクサフグの赤ちゃん、中層にはその兄貴、10mの水深の砂地の海底には大型の「ムシフグ」が見える・・・それほど潮は澄んでいるが、それでもコマセを撒き、練りエサを振り込むと予想通り底まで入らない。ピンポン玉ほどの練りエサをフグに気が付かれなように磯ギワからそ〜っと入れると、ときどき底まで入るが底にはクロダイが居ないのだから釣れるはずがない、居れば見えるのだ。いつかクロダイが寄って来ることを期待して延々とコマセを撒き、エサを付けて振り込む。しかし、ようやく底までエサが届いてもちょっとでも動かすとフグの攻撃を受け、数秒で無くなる状態は変わらない。(クロダイが居ないのに、なんてムダなことしてるんだ?)・・・
1時間ほどしたときに渡部さんから連絡が入り、「夕べ教わった通り、朝イチはコマセを撒かないで始めたらオキアミがタナまで入って1尾釣れました」と報告が入り、その数分後、「夕べ教わった通りベタ底で這わせた止め釣りで釣れました」との報告!・・・そして、この報告は計4回もあったのだ。結論から言うと前日に続き、この日も44cmの良型を頭に4尾釣り上げて渡部さんが2連覇!・・・私は午後になり、北風が吹き始めて少し表層の潮が動き始め、ようやく32〜33cmを2尾ゲットできたが、相棒の佐藤さんはボーズ・・・港に戻っても支部長の国井さんが1尾上げただけで、他は全員ボーズ・・・やっぱりボーズ(坊主)は、もっと修行しなきぁーダメ!・・・てか?
渡船・笹川流れ
潮鳴亭 рO254−79−2200
http://www.shionaritei.com/
交流の館・八幡(宿) рO254−60−5050
http://www.chuokai-niigata.or.jp/sanpoku-taiken/hatiman.html
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