小下田の磯は今年好調だ。

木戸さんはとび島でオナガの37cmの他、3尾取り込む。

最年少の新田さんも中ノ島で38cmをゲット!!

七海会リーダーの長野さんは「中ノ島」に渡り42cmを頭に
30cm〜39cmを4尾を釣り上げて竿頭!


渡船 とびしま丸
http://www.tokai.or.jp/tobisima/frame.htm
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「とび島」に渡った新井さんも中型のオナガを
取り込む。

私は最高齢の渋谷さん(80歳)、池田
さん(72歳)と足場を考慮して地磯の
白崎に渡ったが3人全員がアタリど
ころか、一度もエサを取られない珍
事?・・・こんなことは初めてだ。
まだたまだ元気、平均年齢60ん歳のフカセ軍団、川崎・七海会の休日

 川崎市の長野さんと知り合ったのは私がまだ建築関係の職人だったころで、佐渡や能登によく一緒に釣行していた。
 この長野さんが会長を務める「七海会」の新年会に招待を受けるようになり、10数年が経ち、これまで何回かは同行させて頂いているが、会長の長野さんは現在65歳、最高齢の渋谷さんは、なんと満80歳ながら、今でも鵜渡根などの離島にも釣行を重ねているというから驚きだ。この七海会の「小下田」の例会に同行させてもらうことになった。しかし、前日、南米のチリで発生した大地震で津波警報が発令され、釣行は危ぶまれたが、注意報に変わったから開催するとの連絡で出かけた。この小下田の磯は15〜16年ぶり!・・・海女さんをやっていたオバちゃんは元気だろうか?・・・オバちゃんには「岡田さん、今日は海の色が濃いからメジナはダメた、マダイをやってみな」とか「メジナはあの溝がいい」とか当時、いろいろ教わったりした。
 早朝、
「とびしま丸」の待合室の前で待つと名物オバちゃんが現れる。現在も海に潜っているという相変わらずの元気ぶりでホッとする。歳を聞くと幾つになっても女性は女性、教えて貰えなかったが、70歳は過ぎているはず!・・・そして今でも、ときどきは船の舳先に立ち乗り子をやっているというから、このパワフルオバちゃん、そして七海会の皆さんと比べたら私はまだたまだ小僧っ子だ。
 私は2番クジで名礁の「トビ島」の予定だったが、船長そしてオバちゃんに「心配だから若いアンタが一緒に降りろ」と言われ、足場の良い地磯の「白崎」に渋谷さん、そして池田さん(72歳)と渡る。しかし、若いアンタと言われても私もいい歳で、3人の平均年齢は70歳過ぎ!・・・南西の風で波が高く、海苔で滑るため、コマセ用の海水を汲むのにも苦労する中、池田さんは、なんと高台を越えて先端に釣り座を取る。私は渋谷さんと船付き場で開始するが、ここでもときどきシブキを被る。
 そして1時間、2時間と経過するがオキアミは原型のまま!・・・渋谷さん、池田さんもまったく同じたと言う。中ノ島に渡ったリーダーの長野さんに連絡を入れるとエサ取りは多少あり、30cm〜42cmを数尾上げたとのことだ。
 上げ潮になれば食うだろうと粘り続けるが3時の磯上がりまで、まったく状況は変わらず、撤収間際に38cmを1尾上げただけで納竿!・・・長い釣り人生の中で、こんなことは初めてだ。それでも大先輩の渋谷さんやオバちゃんに、しばらくは磯に立てるパワーを貰った1日だった。