埼玉の北村さんはチャリコ多数に40cm弱のクロダイを
ゲット!


愛知のスーパー爺ちゃん、馬場さんは食べごろサイズの
マダイをゲット!


山形の秋野さんも食べごろサイズまでだった。

私にはカイズしか釣れなかった。




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青森の竜飛崎で大マダイを爆釣!!・・・のはずだったのだが?

 東北道をひた走り、北上JCTから秋田道に入ると、急にスピードダウン?・・・
 「どうしたの?」
 「動物飛び出しの標識があったから・・・最近、鹿が飛び出すんですよ」というのは、ハンドルを握る福島の国井さんだ。
 前回は姫路の家島と小豆島まで遠征し、今回目指すのは本州の青森県竜飛岬
!・・・こんなアホな釣行に付き合ってくれるのは、前回の遠征に同行した埼玉の北村さんと福島の国井さんや庄内の秋野さん、そしてなんと愛知の馬場さんも一人で竜飛岬まで駆けつけると言う。どう考えても、まともなオヤジ達ではない。しかも国井さんは前回、そして今回も奥さんに内緒とのことだ!・・・ この他、福島から二人、庄内から一人参加で初日は津軽半島の深浦、風合瀬沖にある「トド島」を目指す。
 事前の情報では津軽半島の竜飛岬が好調とのことだったが、釣り人が多く、渡船は満杯で深浦のトド島になったのだが、春から不調、そしてシケも加わって情報はゼロ!・・・
 10月24日早朝、風合瀬の港で準備していると船長が現れ・・・
 「今までどこさいっでだ?・・・最近見ながっただなぁー○×△□・・・」
 「オレのこと憶えていたの?」
 「んだ、下北で見たっ聞いだが?・・・○×△□・・・」・・・ここ、風合瀬は7〜8年振りで、以前に5〜6回は訪れている。
 0.5mの波でベタなぎの予報だったが港を出ると北風が強く、波も1.5mほどあり「小トド」を予約していた地元の釣り人も一緒に「トド島」に渡ることとなり、10名で開始する。
 しかし、開始直後からフグ、フグ、フグ!・・・予想はしていたこととは言え、これほどとは!・・・今年の日本海は春からフグが多く、かなり悩まされたが時期的に少しは良くなっているものと思っていたのだが、とにかく異常なほどのフグだ。
 しかし、釣り座によってはオキアミが入るポイントがあり、ときどきチャリコ(マダイの子)が竿を曲げるが30cm程度だ。
 私は船付け場に釣り座を取ったが水深が浅く、マダイは期待できないため、クロダイ狙いだったが、フグに「これでもか!」と言うほどイジメられ南の先端に釣り座を移動するとエサが入り1投目からチャリコが竿を曲げる。
 ここで大型に備えてシマノのNew極翔硬調黒鯛1.5−5.3にNewBBXテクニュームC3000DXG、ミチイト、ハリス共2.5号のマダイ仕掛けにチェンジする。
 しかし、釣れてくるのはチャリコばかりで大きくても30cm止まりだ。こんな中、勢い良くウキが消し込まれた。
 「マダイか?・・・」左右に走り回り、磯際で突っ込む!?・・・
 「なんだ?・・・マダイじゃーない」足元で浮いたのは40cmちょっとのヒラマサ!・・・
 潮が沖に出てくれれば良いのだが、斜め左前からの当て潮で、沖目に振り込んだ仕掛けはすぐに手前にきてしまう。釣り座を移動したいが潮下の釣り場は一杯で竿を出すスペースはない。
 この釣り難い状態の中、少しでも大型を・・・とチャリコの喰うポイントを外して粘ると、チャリとはちょっと違う手ごたえ?・・・30cmほどのクロダイだ。
 この後、隣に釣り座を移し、00の全層仕掛けで朝から黙々と粘っていた馬場さんの竿が、これまでのチャリコとはちょっと違う曲がりを見せる。
 「マダイ?」
 「分からん、クロかも・・・・あっ、アカだ!」と言い、35〜6cmほどのマダイをタモに納める。
 この馬場さん、還暦を迎えたにも関わらず愛知県から富山や新潟、山形、そして今回は13時間もかけて青森に出没する「スーパー爺ちゃん」で、風が吹こうがエサ取りが多かろうがオキアミで通し、どんな状況でも00ウキの全層仕掛けで1日通す。
 「釣れなくても、この釣り方が好きだからいいんです」と、いつもニコニコして釣りを楽しんでいる。
 結局、この日は大マダイのバラシはなく、大型クロダイのヒットもないまま、納竿となった。
 「先が長くないから、今のうちに行ける釣り場は何処でも行きたい!」
・・・これが北村、馬場、私の還暦トリオの共通の思いだ。

渡船・宿
 深浦 おさらぎ荘
 п@0173−76−1360