古市武宏 三宅島・マカド根で55.5cmゲット!
6月27日、28日と三宅島に行ってきました。毎年ゴールデンウィーク明け頃には水温が22℃以上に上がり、イスズミやムロアジが増え釣りにならない事が多いのですが、今年は黒潮が八丈島の南にありまだ水温が上がりきっていません。三宅島本島周りでも水温が20℃前後で時期外れではありますが、期待は高まります。 初日、3名で青根に上がりました。渡礁直後は潮が流れ、波っ気もあり良い雰囲気でしたが、満潮を過ぎると流れも止まり、海も凪いでしまいました。釣れそうな雰囲気はどこへやら…。 結局、私には45センチ前後の尾長が数枚。同行した2名の方は同サイズの尾長数枚と、大型尾長らしき魚をハリ外れでバラシ、そしてこの日は終了。三本岳は沈黙したままでした。ちなみに、夕方に入った地磯の方が潮も流れ、数も出ました。名礁と言えども潮が流れなければ、徒歩3分で入れる地磯に負ける事もあります。改めて潮の重要性を思い知らされました。 2日目、この日は東海汽船の大会でした。石鯛師の方を含め10名程度でマカド根に渡礁。渡礁直後から雨が降りだし、次第に雨足が強くなってきました。前日より南よりの風が強く吹いていますが、エビ根向きの水道はベタ凪ぎ。普段はハエ根となっているところに釣座を構えます。前日同様、朝のうちは流れはあり、時々大きな魚影は見え隠れしていますが活性は高くありません。そして次第に流れが緩くなり、また潮が止まってしまった。さらに豪雨が追い討ちをかけます(泣)。私を含め上物師は広いマカド根をあちこちと移動しますが皆パッとしていない様子。そして午前11時、再度始めの釣り座に戻っての第一投目。足元の浅いタナにコマセに反応した大きな魚影が浮いてきました!・・・00のウキが沈んで行かない様に糸を張ったその数秒後に穂先が押さえ込まれ、合わせを入れた瞬間にレマーレVが胴から絞り込まれました!久しぶりに味わう大型尾長の引き!!・・・数度の突っ込みの末にあがって来たのは納得サイズの55,5センチの良型尾長。パンツまでびしょ濡れになった事もこれで帳消しです(笑)。 さて今回シマノ様のご好意により新製品のレマーレVをお借りする事ができました。1日半使ってみた感想は、まず非常にシャープで取り回しがしやすいという事です。見た目の太さも、使い勝手も2号竿クラスで1日中楽に使えました。またソリッド穂先の採用により、小さなウキでも使いやすいという事も。通常道糸が4〜5号を使う時には、デルタ1のビッグを使う事が多いのですが、あまり風もない状況では足元から15メーターくらいの距離はMサイズのウキが普通に使う事ができました。そして非常にパワフルであるという事です。55,5センチの尾長でもまったく糸を出さずに取り込む事ができましたし、45センチ前後の尾長、イスズミ、ニザダイを抜き上げてもまったく問題なし。1号竿で25〜28センチのメジナを抜き上げる感覚と同じです。毎回三宅島釣行の際に同行して頂いてる民宿夕景の沖山氏は、レマーレVIで55センチクラスの尾長も平気でゴボー抜きしていました(笑)。 そしてそして一番肝心なウキですが、今回のヒットウキは新製品のグレキラーです。非常にふらつきが少なく、下に吸い込む潮への反応がバツグン!・・・仕掛けを潮に馴染ませて釣るには最適なフォルムです。発売は9月予定との事ですが、これは注目の商品です! |
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